【痩せやすい身体づくり】ビタミンDがダイエット効果を高める?
最近はテレビやYOUTUBEなどの広告でも「○○を飲むと痩せる!」というキーワードを耳にしますが、実際そんな方法はありません。
ダイエットで効果を出すには食事制限や運動は必要になります。
しかしダイエットを効果的にサポートするサプリはあります。
それが今回紹介するビタミンDです。
ではなぜビタミンDがダイエットを効果的にサポートするのか詳しくみていきましょう。
この記事の目次
【痩せやすい身体づくり】ビタミンDがダイエット効果を高める?
ビタミンDには骨を丈夫にしたり、免疫機能を調整する働きなど様々ありますが、ビタミンDが不足するとレプチンというホルモンの働きが阻害されてしまします。
ダイエットについて勉強したことがある方であればレプチンというホルモンをご存知の方もいるかもしれませんが、レプチンには以下のような働きがあります。
- 満腹中枢を刺激する働き
- 脂肪分解を促進する働き
だからビタミンDが不足し、レプチンの働きが阻害されるということは満腹感を感じにくくなり、脂肪の分解を止めてしまうのです。
ビタミンDがダイエット効果をサポートした実験
肥満女性を対象にビタミンDのダイエット効果を検証する実験を行い、被験者を
・プラセボ群(乳糖)
・ビタミンD(1000IU/日)摂取群
に分けて12週間に渡って観察しました。*1
その結果ビタミンD摂取群では「平均2.7kg」の体脂肪が減ったのです。
この実験では特に運動も食事制限もしておらずビタミンDを毎日摂取しただけです。
だからダイエット中は、ビタミンDをしっかり摂ることでその効果を高められる可能性があります。では1日にどのくらいのビタミンDを摂れば良いのでしょうか。
ダイエット効果を高める1日のビタミンD摂取量とは

厚生労働省によると日本人が摂るべきビタミンDは「220IU/日」としており、
最大でも「2000IU/日まで」としています。
先ほど紹介した実験で被験者が摂取していたビタミンDは1000/IUです。だから「220IU/日」ではダイエット効果は高まらないかもしれません。
また、通常ビタミンは体内で作ることができないため食品などから摂取しなければなりません。
ビタミンDが多く含まれる食品としてビタミンD2(植物由来)が多く含まれるしいたけなどのきのこ類やビタミンD3(動物由来)が多く含まれる鮭などの魚類や卵があります。
しかし1番簡単な摂取方法はビタミンDのサプリを摂ることです。ダイエット中であれば特に余計なカロリーの摂取を控えたい場合もあるでしょうからサプリで代用しましょう。
ダイエット中は日光浴してビタミンDを作ろう

「日光浴ダイエット」というダイエット法があるように実は私たち人間は日光を浴びると体内でビタミンDが作り出され、ダイエット効果を高めることができます。
しかし、逆にいうと日光に浴びないと作り出されません。
例えばあなたが1日中全く日光の当たらない潜水艦の乗務員だとしましょう。
この場合400IU/日摂っても適正なビタミンDの血中濃度を維持できなかったという報告があります。
まあ潜水艦の乗務員なんてレアな仕事している人は少ないでしょうけど、冬場の太陽が当たらない時期や1日中屋内で活動している方は「220IU/日」よりも多く摂る必要があると言えるでしょう。
まとめ
今回はビタミンDがダイエット効果を高めることについて紹介させていただきました。
ビタミンDはダイエット効果を高める必要不可欠のビタミンとも言え、逆にビタミンDを摂らないと食欲を抑えられなかったり、脂肪分解が止まったりとダイエットを効率よく進めることが難しくなってしまいます。
またビタミンDは太陽光を浴びることによって体内で作られます。
サプリで摂ることも必要ですができるだけ日中は太陽光を浴びることを意識して生活してみましょう。
参考文献:*1 Effect of Vitamin D on Metabolic Profile in Overweight or Obese Women
参考書籍: