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【筋トレ民必見】タンパク質を摂りすぎることは腎臓に悪いのか?

タンパク質

日常的に筋トレをしている方は筋肉をつけるために多くのタンパク質を摂っているのではないでしょうか。

しかし最近テレビなどのメディアでは「タンパク質の摂りすぎは腎臓に悪い」とまるで筋トレ民を非難するようなことが言われます。

本当にタンパク質を摂りすぎることが腎臓に悪いのでしょうか。
実はタンパク質の中でもある物を多く食べると腎臓に悪いかもしれません。

【筋トレ民必見】タンパク質を摂りすぎることは腎臓に悪いのか?

そもそもなぜタンパク質の摂りすぎが腎臓に悪いと言われるようになったのでしょうか。
まずは簡単に腎臓の働きについて解説していきます。

腎臓の最も重要な働きは、血液をろ過して尿に変え老廃物や塩分余計な水分を体外に排出する働きです。
その他にもホルモンを作り出したり、血圧の調整を行ったりしています。

体内の血液は腎臓に入るとネフロンでろ過されます。
ネフロンは毛細血管が絡み合った「糸球体」と濾過された尿が流れる「尿細管」で構成されています。

「糸球体」で濾過された尿(原尿)には、老廃物以外にもアミノ酸や、塩分、マグネシウムなどの電解質も含まれているため、原尿の99%は身体の中に再吸収されます。
そのため、実際に尿として体外に排出されるのは老廃物や余計な水分だけ。

通常タンパク質を摂りすぎても使われなかった分は老廃物として体外に排出されるのですが、タンパク質を摂りすぎる生活を続けていると腎臓に大きな負担をかけてしまい、
老廃物などを十分に排出できなくなる「腎不全」の状態になる可能性があります。

実際に「腎不全」の治療には“タンパク質制限食”が用いられているのですが、
これらを根拠に多くのメディアでは、「タンパク質の摂りすぎは腎臓に悪い」と言っているのです。

しかし、健康な人の場合でもタンパク質の摂りすぎは腎臓に悪い影響を与えるのでしょうか?

赤身肉は腎臓に悪い影響を与える可能性が高い!?

シンガポールの医療機関であるシンヘルスで男女6万3257人を対象に、タンパク質の食物源による腎臓病の発症、末期腎臓病への悪化の影響について、15.5年に渡り追跡調査を行いました。

その結果、
赤身肉を摂取すればするほど、腎臓病の発症、末期腎臓病の悪化のリスクが高まることがわかりました。

しかし、1日1食分の赤身肉を「白身魚や魚」に代替えした場合、
腎臓病の発症リスクが最大62.4%減少することもわかりました。

Poultry:鶏肉
Fish:魚
Egg:卵
Soy and legumes:大豆

その頃ドイツ・ヴュルツブルク大学の研究では健康な男女1万1952人を対象に、
タンパク質の摂取源と腎臓病の発症リスクに関して23年間追跡調査を行っていました。

その結果、
腎臓病の発症リスクは「赤身肉の摂取量に関連して増加する」と示しており、
「白身魚やナッツ、大豆などの摂取量増加は腎臓病のリスクを軽減させる」と示されています。

これらの研究結果から2017年コペンハーゲン大学では、
「赤身肉の摂りすぎは、腎臓に悪い影響を与える可能性があるが、
白身魚やナッツ、乳製品から摂取したタンパク質は腎臓に悪い影響を与えない」
と発表しています。

また、赤身肉がなぜ腎臓に悪い影響を与えるのかについては、赤身肉を消化する際に「酸」が発生し、この「酸」が腎臓に対して毒性を引き起こすと考えられています。

まとめ

今回はタンパク質の摂りすぎが腎臓に悪いのかについて解説させてもらいました。

日常的に筋トレをされる方は筋肉をつけるために多くのタンパク質を摂っているかと思いますが、健全な人は多くのタンパク質を摂っても腎臓に悪い影響はありません。

しかし赤身肉の摂りすぎは腎臓に悪い影響を与える可能性が高いです。
だからできるだけ白身魚やナッツ、大豆、乳製品からのタンパク質摂取を意識しましょう。

参考文献:Red Meat Intake and Risk of ESRD

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