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脂質制限は長期間やってダメ!そのメリット・デメリットとは?

脂質制限ダイエット

私たちのエネルギーを生み出す3大栄養素には炭水化物、タンパク質、脂質があります。

その三大栄養素のうちの1つである脂質を制限するダイエットが脂質制限ダイエットと言うものですが脂質を長期間制限することはやめた方が良いかもしれません。

この記事では脂質の働きや脂質制限ダイエットのメリット・デメリットについて解説していきます。

脂質制限は長期間やってダメ!そのメリット・デメリットとは?

昔から知られているダイエットに「油抜きダイエット」があります。
さまざまな人が独自の油抜きダイエットを紹介していますが、その中でも有名なのが美容研究家の鈴木その子さんの「やせたい人は食べなさい!」という本です。

これは1980年の6月に販売された本なので今は販売されていませんが、リメイク版が複数出ています。

彼女が提唱しているダイエットは「白米プラス1汁1菜」というもので、いかにも“THE和食”って感じのダイエット法です。

そしてここでポイントなのは「油を徹底的に抜く」ということ。
具体的には、

  • 1日3食お茶碗山盛りの白米を食べる
  • ・肉や野菜、魚は買ってきたら一晩中水につけておき、それをノンオイルで調理する
  • 間食には飴や饅頭などの脂質が使われていないものを選ぶ

このように徹底して油を摂取しないのが鈴木その子流の「油抜きダイエット=脂質制限ダイエット」です。

なぜ彼女はそこまでして油を抜こうと思ったのか?
彼女に言わせると食べ物の油の中にはホルモン剤や添加物などの有害物質が入り込みやすく、脳の機能が乱れるため過食に陥りやすい。

だから脳のエネルギー源になる糖分を白米からしっかり摂取しなさい!
ということを言いたいようです。

そんな彼女は68歳という決して長寿とは言えない年齢で亡くなりました。

脂質にはどのような働きがあるのか

なぜ脂質制限を長期間やらない方が良いかと言うと、脂質には様々な身体にとって重要な働きがあるからです。

  • エネルギー源になる
  • 細胞膜や核膜などの重要な物質の材料になる
  • ホルモンの材料になる
  • 脂溶性ビタミンの吸収を助ける

脂質の働き①エネルギー源になる

私たち人間の身体はメインエネルギーとして「糖質」を利用し、サブエネルギーとして「脂質」を利用しています。

脂質は1g当たり9kcalのエネルギーを生み出し、摂りすぎると中性脂肪として体内に蓄えられますが、蓄えられた脂肪は必要に応じて使われます。

脂質の働き②細胞膜や核膜などの重要な物質の材料になる

細胞の表面にある膜を細胞膜と言います。
細胞膜には必要な物質を細胞の中に入れ、必要のない物質は細胞の中に入れないようにするという重要な役割があります。

私たちの身体の約60%は水分になりますが、その多くは細胞の中にあります。
その水分を入れておく容器(細胞膜)が水分で作られていては不都合なため、
脂質の一種であるリン脂質が主成分となって構成されています。

脂質の働き③ホルモンの材料になる

ホルモンというと男性ホルモンや女性ホルモンなどが挙げられます。
これらはコレステロールから作られ、コレステロールの数値が減ると男性ホルモンや女性ホルモンのレベルが低くなることも科学的な研究で明らかになっています。

だから脂質をしっかり摂らないとたくましい男性らしさや美しい女性らしさが損なわれるということです。

脂質の働き④脂溶性ビタミンの吸収を助ける

ビタミンには三大栄養素の働きを助け、身体を正常に機能させ健康を維持するという、言わば機械の潤滑油のような働きがあります。

ビタミンには水に溶ける「水溶性ビタミン」と油脂に溶ける「脂溶性ビタミン」があります。

水溶性ビタミンは2〜3時間で排泄されてしまいますが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積するため摂りすぎると副作用を起こす可能性もあります。そんな脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収が良くなります。

脂質制限ダイエットのメリット・デメリット

脂質にはこのようにさまざまな働きがあるので全カットと言うのは避けるべきです。
目安として脂質制限ダイエットをやる場合は「2週間〜4週間程度」に行うと良いでしょう!

脂質制限ダイエットの3つのメリット

脂質制限ダイエットには大きく3つのメリットがあります。

  • エネルギー不足になりにくい
  • ご飯が食べられる
  • 筋肉が落ちにくい

メリット①エネルギー不足になりにくい

先ほど簡単に言いましたが人間の身体はメインエネルギーとして「糖質」を利用し、サブエネルギーとして「脂質」を利用しています。

だから糖質を制限する糖質制限ダイエットを行うとどうしても「身体が怠い」「頭が働かない」と言ったエネルギー不足を感じる方が多いです。

しかしその点脂質制限ダイエットでは糖質をしっかり摂ることができるのでエネルギー不足になりにくいです。

メリット②ご飯が食べられる

脂質(=油物)を制限すれば良いので大好きなご飯(=糖質)は食べられます。だからご飯以外にもパスタだってノンオイルで調理すれば食べられます。

デザートに関しても洋菓子は脂質を多く含むものが多いので食べられないかもしれませんが、
鈴木その子さんのように、和菓子(饅頭や団子など)であれば脂質がほとんど含まれていないので食べられます。

このようにダイエットしているけど比較的好きなものを制限しなくていメリットがあります。

メリット③筋肉が落ちにくい

先ほどもお話しした通り、私たち人間に身体はまず糖質をエネルギーとして使います。

そしてエネルギー化できる糖質がなくなると筋肉を分解してアミノ酸を取り出したり、脂肪を分解してエネルギーを作り出します。

逆に糖質制限をすると、十分な糖質を摂取できていないため筋肉が分解されやすい状況を作ってしまいます。

その点脂質制限ではしっかり糖質を摂取できるので筋肉は分解されにくく、生活のパフォーマンスも落ちにくいです。

また、糖質が摂れるのでインスリンが働きしっかり筋肉に栄養を届けることができるのもメリットの1つです。

脂質制限ダイエットの3つのデメリット

脂質制限ダイエットにはさまざまなメリットがありますがデメリットもあります。

  • 外食しにくい
  • 肌が乾燥しやすい
  • 体重の変化が見えにくい

デメリット①外食しにくい

脂質制限ダイエットでは基本的に油で調理しているものは食べられません。
だから揚げている食べ物はもちろん、焼いている食べ物も基本的には食べられません

海鮮などの新鮮な海の幸や蒸された食べ物、茹でられた食べ物であれば問題ありませんが、いちいち店員さんに確認しなければならないなど手間がかかります。

だから脂質制限ダイエット期間中は外食は難しいでしょう。
また、糖質は摂れるからとラーメンを食べるのも要注意です。

ラーメンの麺は糖質ですが、スープには多くの脂質が含まれています。
ラーメンではなく蕎麦などにすると良いでしょう。

デメリット②肌が乾燥しやすい

これは私自身が脂質制限ダイエットをして感じた実体験なのですが、手がまるで枯れ果てた砂漠のように乾燥します。(個人差あり)

特に冬のような乾燥しやすい時期は要注意です。
「元々乾燥肌なんだよね」って方にはあまりおすすめできません。

脂質を制限しすぎると、手だけではなく肌のツヤや髪の潤いも無くなり、印象が悪くなる可能性もあるので要注意です。

デメリット③体重の変化が見えにくい

糖質制限ダイエットは比較的すぐに体重に変化が見られるのでそれがモチベーションとなり続けやすいです。

しかし脂質制限ダイエットはその変化が糖質制限と比較すると見えにくく、糖質制限と比べて脂質制限はダイエットを諦めてしまう人の割合が高いです。

だからすぐにでも体重を落としたいと言う方にはあまりおすすめできるダイエットとは言えません。

まとめ

今回は脂質の働きと脂質制限ダイエットのメリット・デメリットについて紹介させていただきました。

脂質は身体のエネルギーになるのはもちろん、肌の潤いを保ったりホルモンを正常に働かせるために重要な働きをします。
だから長期間に渡る過度な脂質制限はやめましょう。

ただ、しっかり糖質を摂れるので筋肉を落とさずダイエットをしたいと言う方にはおすすめです。

ダイエット前に1日に消費しているカロリーを計算し、それを超えないように摂取カロリーを決め計画的にダイエットを行いましょう。

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