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内臓脂肪と皮下脂肪の違いとは?脂肪を分解させるにはどうする?

ダイエットの知識

私たちが馴染み深い言葉に「体脂肪」という言葉がありますが、体脂肪はその脂肪がつく場所によってその名前が変わります。

一般的に皮膚の下にある皮下組織という部分につく脂肪を「皮下脂肪」と言い、内臓の周りにつく脂肪を「内臓脂肪」と言います。

しかし「皮下脂肪」と「内臓脂肪」はどちらも似ているようでその危険性が違います。

さてこの2つに脂肪にはどのような違いがあるのでしょうか

どっちが危険?内臓脂肪と皮下脂肪の違いとは

危険性特徴性質
皮下脂肪(洋ナシ型)低い女性に多い分解しにくい
内臓脂肪(リンゴ型)高い男性に多い分解しやすい

体脂肪の中には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があるとお話ししましたが、大体脂肪全体の約2割が内臓脂肪、約8割が皮下脂肪に分けられています。

そして脂肪をつかみにくく、痛みを感じたらそれは内臓脂肪。
逆に脂肪がつかみ易く、痛みを感じない場合は皮下脂肪の可能性が高いです。

皮下脂肪(洋ナシ型肥満)は女性に多い

女性は体内に子供を産むための子宮があるため、そこを保護したり子供を産み育てるときの飢餓に備えてお尻や太ももに脂肪が溜まりやすくなります。

そしてこのような理由があるため皮下脂肪は内臓脂肪と比較して分解されにくい傾向にあります。

しかし、洋ナシ型肥満はリンゴ型肥満と比較して生活習慣病との関連性が低いことがわかっています。

内臓脂肪(リンゴ型肥満)は危険な脂肪

脂肪をつかんで、痛みを感じたあなたは要注意です。
それは内臓脂肪の可能性が高いです。

そして内臓脂肪は男性ホルモンの作用により一般的に男性の方がつきやすい傾向があります。

また内臓脂肪は分解されやすい性質を持っており、一見すると「これって良いことじゃ無いの?」と思いがちですが、ここには大きな落とし穴があります。

内臓脂肪は小腸から肝臓へとつながる門脈と呼ばれる血管とつながっており、内臓脂肪が分解されると直接肝臓に流れていき、肝臓に脂肪を蓄積してしまうのです。

そして肝臓に脂肪が蓄積された状態を脂肪肝と言い、内臓脂肪が分解されることで脂肪肝を招いてしまう原因になります。

だから、内臓脂肪を溜めないような食事や適度な運動を心がけるようにしなければなりません。

内臓脂肪や皮下脂肪を分解するにはどうしたらいいの?

皮下脂肪と内臓脂肪のことを一般的に体脂肪と言いますが、体脂肪は大きく2種類の違う性質を持つ脂肪細胞から成り立っています。

それが、

  • 白色脂肪細胞
  • 褐色脂肪細胞

です。
では早速それぞれの特徴を見ていきましょう。

脂肪細胞の違い①溜める白色脂肪細胞

普段私たちが気にしている脂肪のほとんどがこの白色脂肪細胞で、白色脂肪細胞にはエネルギーを溜める働きがあります。

今のように食べ物であふれている“飽食の時代”では、すっかり邪魔者になってしまった脂肪。

しかし食べ物がなかなか手に入らなかった時代には、食事で摂取した余剰なエネルギーを脂肪として溜め込むことで生き延びることができていました。

最近でも「山で遭難して奇跡的な生還」というニュースを目にしますが、こういった状況で役に立つのが白色脂肪細胞です。

いざという時に役立つ脂肪と覚えておくと良いでしょう。

脂肪細胞の違い②使う褐色脂肪細胞

褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞とは真逆でエネルギーを使うことで脂肪を減らす働きを持っています。

褐色脂肪細胞の構造は白色脂肪細胞と大きく異なっており、脂肪を燃焼してエネルギーを作り出すミトコンドリア(通称:エネルギー生産工場)が多く存在しているのです。

そして、褐色脂肪細胞は寒いところで活発に働きます。
要するに、寒いところにいると活発に脂肪燃焼が行われるということ。

よく「夏よりも冬の方が痩せやすい」と言われますがこれには褐色脂肪細胞が関係していたのです。

人間は寒い所にいると、体温を維持するために熱産生を増やそうとします。
このとき交感神経が活発化するため、褐色脂肪細胞が活性化し同じ人の身体の中でも夏より冬に活発に働くのです。

そしてこの褐色脂肪細胞を活性化させることが体脂肪減少につながると考えて良さそうです。

褐色脂肪細胞を活性化させるには

  • よく噛んで咀嚼回数を増やす
  • 辛いもの(辛味成分)を食べる
  • 18℃以下の冷水のプールで泳ぐ
  • 昼夜メリハリのある生活
  • 肩甲骨の体操など



最近「ボルダリングをして痩せた」なんて話を耳にしますがこれには褐色脂肪細胞が関係しているかもしれません。

褐色脂肪細胞は肩甲骨や脇の下に多く存在していることがわかっています。
だから、肩甲骨付近をよく使うことで褐色脂肪細胞を刺激することができるかもしれません。

また、できれば運動は寒い環境で行うなど工夫することで、より褐色脂肪細胞が活性化し脂肪燃焼に役立つでしょう。
何はともあれまずは適度な運動を心がけ、夜はしっかり睡眠するメリハリのある生活を心がけましょう。

・褐色脂肪細胞の場所についてはこちらから>>
・肩甲骨の体操についてはこちらから>>

まとめ

今回は内臓脂肪と皮下脂肪の違いと脂肪の分解の仕方についてお話しさせていただきました。

内臓脂肪は皮下脂肪と違い、生活習慣病などの原因になりやすいので注意が必要です。
そしてこれらの脂肪を分解させるには褐色脂肪細胞を活性化させることが鍵になります。

「夏より冬の方が痩せやすい」と言われるように寒い環境では褐色脂肪細胞が活性化し脂肪燃焼に役立ちます。
寒い冬だからこそ外にに出て運動することを心がけましょう。

参考書籍

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