【糖質制限と脂質制限】それぞれに向いている人の特徴とは?
糖質制限ダイエットも脂質制限ダイエットもそれぞれ効果があるのは確かです。
ですが、人それぞれ食生活が違うため糖質制限が向いている人もいれば、脂質制限の方が向いている人もいます。
無理して向いていないダイエットを行っても長続きせずダイエットに挫折してしまう原因になってしまいますので、この選択には注意が必要です。
この記事では糖質制限に向いている人と脂質制限に向いている人の特徴について紹介していきます。
この記事の目次
【糖質制限と脂質制限】それぞれに向いている人の特徴とは?
そもそも糖質制限と脂質制限とはどのようなダイエットなのでしょうか。
我々人間は基本的に糖質と脂質をエネルギーにして活動しています。
だからそのどちらかを制限することでダイエットに効果があるというわけです。
あくまでも大切なのはどちらかを制限するということ。
糖質と脂質をどっちも制限してしまうとエネルギー不足になり筋肉を分解してエネルギーを作り出す働きが起こってしまうので注意が必要です。
では早速簡単にそれぞれの違いについて解説していきます。
糖質制限とはその名の通り糖質を制限するダイエットです。
糖質とは我々が主食として食べている米やパン、パスタなどのことでこれらを制限するダイエット法です。
だから簡単に言えばおかずだけダイエットと言えばわかりやすいのでは無いでしょうか。
脂質制限ダイエットとはその名の通り脂質を制限するダイエットです。
脂質と言ってもあまりピンと来ないかもしれませんが、簡単にいうと揚げ物や生クリーム、脂身の多い肉や魚を制限するダイエット法です。
簡単にいうと主食だけダイエットといった感じでしょうか。
糖質制限に向いている人の特徴
糖質制限ダイエットに向いている人は以下のような人です。
- ご飯、パン、パスタ、ラーメンを食べなくても平気
- フルーツを食べなくても平気
- ジュースや甘いコーヒーを飲まなくても平気
- お酒(チューハイ・日本酒など)を飲まなくても平気
- 甘いお菓子を食べられなくても平気(特に和菓子やアイス)
糖質とは主食以外にもフルーツ(果糖)やジュース、お酒(ウイスキーやスピリッツはok)、お菓子などさまざまなものに含まれています。
だから主食を食べないと無理という人のはおすすめできないし、お菓子を我慢できないという人にもおすすめできません。
確かに糖質制限ダイエットは脂質制限ダイエットに比べてもダイエット効果は高いのですがそのくらいキツイということは覚悟しておくべきでしょう。
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脂質制限に向いている人の特徴
- 脂っこいものが食べられなくても平気
- サーロインステーキなどの脂の多い肉を食べなくても平気
- ケーキなどのクリームたっぷりのお菓子を食べなくても平気
- ラーメンは麺だけで汁は飲まなくても平気
このように糖質制限と比べると比較的向いている人が多いようなイメージかなと思います。
意外と糖質制限の方が向いている人が多いのかも?
先ほど糖質制限ダイエットと脂質制限ダイエットに向いている人の特徴について紹介してきましたが、パッと見た感じ脂質制限ダイエットの方が向いている人が多いようなイメージだったかと思います。
しかし意外と糖質制限ダイエットの方が向いている人が多いのかもしれません。
コミュニティーで募集した120人を対象に、
・「ケトジェニック郡(1日の糖質摂取量を20g(80kcal)以下に制限)」
・「脂質制限郡(脂質を1日の総カロリーの30%未満に制限+1日の総カロリーを通常より500kcal〜1000kcal減らす)」
に分けて、半年間観察しました。(1)
その結果は以下の通りです。

LCKD:ケトジェニック郡
「ケトジェニック郡」では、
・体重が平均「12.9%」減少
・体脂肪が平均「9.4kg」減少
「脂質制限郡」では、
・体重が平均「6.7%」減少
・体脂肪が平均「4.8kg」減少
とやはり糖質制限(ケトジェニック郡)の方がダイエット効果は高い結果になりました。
しかし驚きなのがその半年間の継続率です。
- 糖質制限ダイエット(ケトジェニック郡):76%
- 脂質制限ダイエット:57%
と糖質制限ダイエットの方がキツそうなのに継続率が高かったのです。
もしかしたら、糖質制限ダイエットの方が体重が落ちやすいのでその効果がモチベーションとなってダイエットの継続率が上がったのかもしれません。
まとめ
今回は糖質制限と脂質制限が向いている人の特徴についてそれぞれ解説させていただきました。
基本的に糖質制限の方が制限される食べ物が多いのでキツイのですが、その分ダイエット効果が高いので短期間で痩せることができ、それがモチベーションとなって長く継続できるかもしれません。
まずは自分が今どのような食生活を送っているか再確認し、向いていると感じた方のダイエットを行うと良いでしょう。