パスタというとなんとなく太りそうなイメージがあると思いますが、実は全粒粉パスタという太りにくいパスタがあります。
しかし全粒粉パスタと普通のパスタにはどんな違いがあるのでしょうか。
また、肝心な味は美味しいのでしょうか。
この記事ではそんな全粒粉パスタと普通のパスタの違いや味について紹介していきます。
全粒粉パスタと普通のパスタの違いって?
全粒粉とはパスタの玄米版です。
これはどういう事かと言うと、玄米から糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取りのぞくと、食事の主役ともなる「白米(胚乳)」となります。
要するに玄米を精製すると白米になります。
パスタの原材料である小麦も、通常は胚芽(はいが)やふすまが取り除かれて胚乳のみにしたものをパスタにします。
しかし全粒粉パスタは胚芽やふすまを取り除かず、そのまま全てを使用したパスタのことを言います。
では実際に普通のパスタと全粒粉パスタの違いを見ていきましょう。
違い①全粒粉パスタは栄養価が高い
これはカロリーSlismというサイトで公表されているデータを基に「全粒粉」と「小麦粉」を比較したグラフになります。
カロリーはあまり変わりませんが、タンパク質や食物繊維を初めとしたさまざまな栄養素で全粒粉の方が高い栄養価を示しています。
それだけではなく全粒粉パスタはGI値も普通のパスタに比べて低くなります。
- パスタ・・・65
- 全粒粉パスタ・・・58
GI値とは食後の血糖値の上昇を数値化したもので、この数が低ければ血糖値の上昇が緩やかになり太りにくい食べ物と言えるのです。
違い②全粒粉パスタは色が濃い
私が今回購入したのは「ラティーノ 全粒粉 スパゲッティ 350g」 です。
ご覧の通り全粒粉パスタは胚芽やふすまも含まれているため普通のパスタと比較して色が「茶色っぽい」です。
玄米なんかを想像してもらうとわかりやすいですが、白米は白いのに玄米は少し茶色がかっていますよね?
全粒粉パスタと普通のパスタの色の違いもそんな感じです。
違い③ゆで時間が長い
一般的なパスタの茹で時間は大体「5〜7分」だと思いますが、全粒粉パスタは「9分」かかります。
茹で時間はあくまでも目安ですが普通のパスタよりも茹で時間が長くなります。
違い④全粒粉パスタはもちもち感が強く美味しい
全粒粉なので「ツブツブ感」などもあるのかなと思っていましたが、意外とそんなことは無く、普通のパスタと比べてもちもち感が強い印象でした。
だから普通のパスタよりも食べ応えもあり、ダイエット中の食事の強い味方になってくれるでしょう。
また、味に関して美味しくないと言っている方もいるようですが、個人的にはあまり気になりませんでした。
確かに全粒粉独特の穀物のような匂いは感じますが、普通に美味しいパスタだと思います。
全粒粉パスタと普通のパスタの違いのまとめ
今回は全粒粉パスタと普通のパスタの違いや味の違いを紹介させていただきました。
全粒粉パスタと普通のパスタの大きな違いは何と言ってもその栄養価の高さです。
特に食物繊維が多く含まれているので、食後の血糖値の上昇を抑えたり、便秘予防にも効果的です。
普通のパスタと比較すると価格は少し高くなりますが、ダイエット効果や健康面でも良いこと尽くしなのでぜひ1度お試し下さい。